2017年春期・主要映画作品情報 IV

  • 2017.06.09 Friday
  • 22:00

 

 

春期公開の映画情報のうち、G. ディズニー(美女と野獣) H. SF/ヒーロー映画より(メッセージ)を紹介します。(2017年6月2日)


 

 

 

 2017年春期・主要映画作品情報 IV

     (テーマ・内容別)

 

 

     G. ディズニー映画より

 

 

      美女と野獣

 

  原題: Beauty and the Beast

  (2017/アメリカ) 

  2017年4月21日公開

 

  なぜ彼女は野獣を愛したのか?

  知られざる真実が、いま明かされる

 

 

 

【解説】 

 『美女と野獣』の物語は様々な形で多くの映画ファンの心をとらえてきた。実写版で評価が高いものに、1946年のジャン・コクトー監督によるフランス映画『美女と野獣』(1946)がある。耽美的なモノクロ映像で大人のダーク・ファンタジーを詩的に描いた傑作である。

 しかし1991年、ディズニーが新たな美女と野獣の世界を誕生させた。それは単にアニメ化というばかりでなく、ミュージカルという形式にこの有名なストーリーを当てはめたもので、どの世代も楽しめるエンターテイメントが誕生したのである。その結果、アニメ版はアニメーションとして初のアカデミー賞作品賞候補となり、ブロードウェイでも舞台化されるなど、ディズニー映画の代表作の一本となり、長い間親しまれてきた。

 そしていよいよ、ミュージカルの実写版の登場である。CG技術の向上でファンタジーの表現は文句がつけようがないが、村人たちの「ボンジュール」が連呼される冒頭の場面など、主にアニメ版の再現に徹している部分も多く、すでに前作を観ているものからすると、新鮮な驚きはないかもしれない。アニメのキャラが動き出しているようで、この方がかえって楽しめるというファンもいるだろうし、初めて「美女と野獣」の世界にふれて感動した人も多いようだ。

 注目すべきはユアン・マクレガー(ルミエール)、イアン・マッケラン(コグスワース)など、主にイギリスの名優を中心とした豪華な声優陣である。とりわけポット夫人を演じたエマ・トンプソンが優美な主題歌を甘くソフトに歌っていて、ダンス・シーンがアニメ版以上にロマンティックなものになった。英国のテレビ・ドラマ『ダウントン・アビー』で注目されたイケメン俳優のダン・スティーブンスの歌声もなかなかなもので、新曲“Evermore”で野獣の葛藤を見事に歌い上げている。

 

【物語】

 ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。 続き・予告編は公式サイトへ

 

【監督・脚本】 

 ビル・コンドン

 〈代表作〉

 『シカゴ』 (脚本のみ)

 『ドリーム・ガールズ』

 

【出演】

 エマ・ワトソン (ベル)

 〈代表作〉

 『ハリー・ポッター』 シリーズ

 『ウォールフラワー』

 

 ダン・スティーブンス (野獣)

 〈代表作〉

 『ダウントン・アビー』 (マシュー)

 

 ルーク・エヴァンス (ガストン)

 <代表作>

 『タイタンの戦い』

 

 ジョシュ・ギャッド (ル・フウ)

 『アナと雪の女王』 (オラフ)

 

 エマ・トンプソン (ポット夫人)

 〈代表作〉

 『ハワーズ・エンド』

 (アカデミー賞主演女優賞受賞)

 『日の名残り』(主演女優賞ノミネート)

 『から騒ぎ』

 (元夫のケネス・ブラナーと共演)

 『いつか晴れた日に』(主演女優賞ノミネート)

 『ウォルト・ディズニーの約束』

 (童話作家P・J・トラヴァース役)

 

 ユアン・マクレガー (ルミエール)

 〈代表作〉

 『トレインスポッティング』

 『普通じゃない』

 『スター・ウォーズ』(エピソード1〜3)

 『ムーラン・ルージュ』

 『インポッシブル』

 

 イアン・マッケラン (コグスワース)

 <代表作>

 『X-MEN』 シリーズ(マグニートー役)

 『ロード・オブ・ザ・リング』三部作

 『ホビット』三部作(いずれもガンダルフ役)

 

【受賞】

 来年のアカデミー賞ノミネート予想

 (美術・衣装デザイン・歌曲・特殊効果賞)

 ゴールデングローブ賞ノミネート予想

 (作品・音楽賞)

 

IMDb評価】  2017/06/01

 User Review

  7.6/10

 Metascore (Critics)

  65/100

 

 


 

 

 

     L.. SF/ヒーロー映画より 

 

 

      メッセージ

 

  原題: Arrival 

  (2016/アメリカ) 

  2017年5月19日公開

 

  ある日突然、巨大飛行体が地球に。

  その目的は不明――

 

 

 

【解説】

 突然、世界中に出現した謎の飛行物体。攻撃の気配もなく、出現の理由がわからず、国々が不安を募らせる中で、一人の女性言語学者が異星人とのコンタクトを依頼される。未知の言語の解読に優れた言語学者ルイーズ役を演じるエイミー・アダムスが素晴らしい。近作にはアーティストとして先が見えない女性を演じた『ビッグ・アイズ』(2014年ゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞)の優れた演技があった。

 『メッセージ』で彼女が演じるのも、未来が見えない女性の役である。この映画は地球の未来の話でもあると同時に、ルイーズという女性の未来に関わる物語でもある。原作小説が「あなたの人生の物語」と題名である事からも推測できるように、この作品はエイリアンとの対決アクション映画ではない。登場する異星人の外見はステレオタイプと言えるかもしれないし、サスペンスと不安をかきたてる演出は随所にあるものの、何か神聖なものに近づいていくような神秘的な空気が画面からは伝わってくる。アカデミー賞では作品・監督・脚色賞など8部門にノミネートされた。エイミー・アダムスは主演女優賞にノミネートされなかったが、少なくとも候補に値するのではないだろうか。

 

【物語】

 突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。(公式サイトより) 詳細・予告編は公式サイトへ

 

【監督・脚本】 

 ドゥニ・ヴィルヌーヴ

 〈代表作〉

 『プリズナーズ』

 『ボーダーライン』

 

【出演】

 

 エイミー・アダムス (ルイーズ)

 〈代表作〉

 『魔法にかけられて』

 『ダウト 〜あるカトリック学校で〜

 『ザ・ファイター』

 『人生の特等席』

 『アメリカン・ハッスル』

 『ビッグ・アイズ』

 

 ジェレミー・レナー (イアン・ドネリー)

 〈代表作〉

 『ハート・ロッカー』

   (アカデミー賞主演男優賞ノミネート)

 『ザ・タウン』

  (アカデミー賞助演男優賞ノミネート)

 『アベンジャーズ』(ホークアイ)

 『アメリカン・ハッスル』

 

【受賞】

  アカデミー賞ノミネート

 (作品・監督・脚色・撮影・美術・編集・音響調整)

 アカデミー賞受賞

 (音響編集賞)

 ゴールデングローブ賞ノミネート

 (女優・音楽賞)

 

IMDb評価】  2017/06/01

 User Review

  8.0/10

 Metascore (Critics)

  80/100

 

 


 

 

 

     K.. イギリス映画より 

 

 

      怪物はささやく

 

  原題: A Monster Calls 

  (2016/イギリス) 

  2017年6月9日公開

 

  あその怪物が喰らうのは、少年の真実――。

 

 

 

【解説】

 夜、怪物が少年に物語を語る。それらは第1話「黒の王妃と若き王子」、第2話「薬師の秘薬」、第3話「透明人間の男」の3つ。第4話は少年が語らなくてはならない。少年が話したがらないその真実の物語とは何か。ベストセラーとなったイギリスの児童文学を映画化したのは、スペインのダーク・ファンタジーの傑作『パンズ・ラビリンス』のスタッフ。正確に言えば、イギリス映画というよりもスペインとイギリスの合作である。コナー少年を演じるのは、1000人ものオーディションで選ばれた新人のルイス・マクドゥーガル。そして不治の病の母親役にはフェリシティ・ジョーンズ、厳しい祖母役にはシガーニー・ウィーバー。さらに怪物の声をリーアム・ニーソン、と最高のキャストが揃った。監督は『永遠の子供たち』(2007)というホラー・サスペンスですでに母と息子の絆を描いているスペイン人監督のJ・A・バヨナ。ナオミ・ワッツがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『インポッシブル』(2012)では、津波で引き裂かれた親子の絆を迫力と感動の映像で見せている。

 

【物語】

 13歳の少年コナーは、難しい病を抱えた母親と2人で裏窓から教会の墓地がみえる家に住み、毎晩悪夢にうなされていた。ある夜、コナーのもとに怪物がやって来て告げる。「今から、私はお前に3つの【真実の物語】を話す。4つ目の物話は、お前が話せ。」 しかも怪物は、コナーが隠している、“真実”を語れと迫るのだ 続き・予告編は公式サイトへ

 

【監督】 

 J・A・バヨナ

 〈代表作〉

 『永遠のこどもたち』

 『インポッシブル

 

【原作・脚本】 

 パトリック・ネス

 

【出演】

 ルイス・マクドゥーガル (コナー)

 

 フェリシティ・ジョーンズ (母親)

 〈代表作〉

 『博士と彼女のセオリー』

 (アカデミー賞主演女優賞ノミネート)

 『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー

 

 シガーニー・ウィーバー (祖母)

 〈代表作〉

 『エイリアン2』

   (アカデミー賞主演女優賞ノミネート)

 『ワーキング・ガール』

  (アカデミー賞助演女優賞ノミネート)

 『愛は霧のかなたに』

 (アカデミー賞主演女優賞ノミネート)

 

IMDb評価】  2017/06/01

 User Review

  7.5/10

 Metascore (Critics)

  76/100

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

テレンス・ラティガン『深く青い海』

  • 2017.06.25 Sunday
  • 21:00

 

 

「テレンス・ラティガンを観る」の講座として『深い青い海』(The Deep Blue Sea)を紹介します。いくつかの舞台や映画化を紹介しながら、重要な場面や台詞を解説します。(2017年6月25日)


 

 

       イギリス演劇学科講座

   テレンス・ラティガンを観る

 

      講師: 広川 治

     (オンライン映画演劇大学代表)

 

 

    

 

【Terence Rattigan  1911-1977】

1930年代から50年にかけて大ヒット作を数多く発表し人気を博したイギリスの劇作家。外交官の父親に同じ職を期待され、パブリック・スクールの名門ハロー・スクールからオックスフォード大学と進んだが、戯曲と劇場の大ファンであった少年は在学中に友人と共作で喜劇『ファースト・エピソード』(1933)を執筆。この作品が注目されてロンドン、ニューヨークで上演され、単独で書いた第一作の喜劇『フランス語入門』(1936)が1000回を超える記録的な大ヒットとなり、劇作家の道を歩み始める。ラティガンが興行的な面ばかりでなく、内容的にも評価され劇作家としての地位を確立したのは、盗みの罪を着せられた少年と家族のドラマ『ウィンズロウ家の少年』(1946)で、以下、孤独なパブリック・スクールの教師を主人公にした『ブラウニング・バージョン』(1949)、ホテルの宿泊客の味わい深い人間模様のドラマ『セパレート・テーブルズ』(1954)など、登場人物が抱える孤独や苦悩を暖かい眼差しで共感深く描いた作品に秀作が多い。

 


 

 

      『深く青い海』

     (The Deep Blue Sea, 1952)

 

解説  ラティガンの代表作の一つとして高く評価されてきた作品。『ウィンズロウ家の少年』(1946)、『ブラウニング・バージョン』(1948)で高い評価を得たラティガンが『冒険物語』(1949)や『シルヴィアって誰?』(1950)の不評の後に発表し、1年半に近いロングランとなった。

 ヒロインのへスターはガスの匂いが充満するロンドンのアパートの一室で倒れているところを同じアパートの住人や管理人に発見される。へスターは判事の夫の元を離れ、若い元パイロットのフレディと同棲していた。だが彼女の心は決して満たされず、孤独の思いに沈んでいた。彼女の愛に十分応えられないフレディ、アパートを訪れる夫ウィリアム・コリヤー卿、同じアパートの元医師らが織りなす愛情と孤独の人間ドラマ。作品にはゲイだったラティガンの禁じられた関係(年下の男性とのこじれた関係、その彼の自殺)の孤独、悲しみが反映されている。

 

初演   

 1952年3月

 ダッチス劇場(513回上演のロングラン)

 演出: フリス・バンベリー

 出演: Peggy Ashcroft (へスター)

           Kenneth More (フレディ)

            Rolland Culver (ウィリアム・

        コリヤー卿)

           Peter Illing (ミラー)

  

  

   ――フレディに電話をするへスター

    初演でへスター役のPeggy Ashcroft

 (演劇雑誌Theatre World の表紙、1952年5月号)

 


 

   映画化 1

 愛情は深い海の如く』

 

 (1955年/監督:アナトール・リトヴァク

  脚本:テレンス・ラティガン)

 (1955年日本公開)

 出演: Vivien Leigh (へスター)

           Kenneth More (フレディ)   

           Emlyn Williams (コリヤー卿)

           Eric Portman (ミラー)  

 

ロンドンのアパートの一室。ガス自殺を図ったヘスターは、同じアパートの住人のウエルチ夫妻と管理人のエルトン夫人に発見され、未遂に終わる。意識を取り戻した後、エルトン夫人と部屋で二人だけになったへスターは、夫人に「何に憑りつかれたかしら。こんな恐ろしい事するなんて。」と言われ、「悪魔だわ、きっと。」と答える。だが自分の言う「悪魔」とはキリスト教の悪魔の事ではないと付け加えたうえで話す(原作では第1幕冒頭の場面)

 

 へスター 悪魔と深く青い海…崖っぷちでどちらかを選ばなければならない時、人は悪魔よりも深く青い海の方に吸い寄せられてしまう。そういうものなのね。夕べがまさにそうだったわ。

 

  

実際はカラー作品: へスターを介抱するエルトン夫人()、ウエルチ夫妻(フィリップとアン)

<台詞の翻訳は拙訳(広川)の上演台本より>

 


 

 再 演 1

 The Deep Blue Sea

 

 2008年5月(ヴォードヴィル劇場)

 演出: エドワード・ホール

 出演: Greta Scacchi (へスター)

           Dugald Bruce-Lockhart (フレディ)

 

へスターは、帰宅したフレディに隠し忘れていた遺書を読まれていた。(第2幕)

 

 へスター その手紙くださらない?

 フレディ なぜ?

 へスター 私のですもの。

 フレディ 別の見方もできるんじゃないかな、封筒の宛名からすると。

 へスター 配達されないうちは、まだ送り主のものでしょう?(小声で)お願い。

(へスター、フレディを見つめたまま片手を差し出す)

 

 

 


 

 日本での上演 (1)

 『海は青く深く』

 

  1976年(劇団昴) 

  翻訳: 臼井善隆 

  演出: 福田恆存/樋口昌弘

  配役:

   ヘスター・コリヤー=鳳八千代

   フレディ・ペイジ=北村総一郎

   ウイリアム・コリヤー=加藤和夫

   エルトン夫人=新村礼子

   フィリップ=山口嘉三

   アン=島村佳江

   ミラー=西本裕行

   ジャッキー=簗瀬正昭

 

へスターはフレディから別れ話を切り出されてしまう。フレディはテスト・パイロットの仕事を得て南米で暮らすつもりだと彼女に告げる。 (第2幕)

 

 フレディ お前はここに残るんだ。いつかは話さなくてはと思っていた。俺は一人で行く。

  へスター、靴を置き、フレディを見つめる。

  …(中略)…

 へスター フレディ、脅かさないで、お願いだから…

 フレディ 脅かしてるんじゃない。真面目な話だ。

 へスター 朝になったらまったく考えが変わってるはずよ。

 フレディ いや、変わる事はない。今までの俺とは違うんだ。それに明日の朝、俺はもうここにいない。

 

   

   へスターとフレディ (写真提供:演劇企画JOKO)

 


 

 日本での上演 (2) 〜翻案上演

 『わたしの愛の巣』

 

  1984年3月(三越劇場) 

  脚本: 八木柊一郎 

  演出: 戊井市郎

  出演: 岡田茉利子(遥子)

     高岡健二(中沢稔)

     大塚國夫(柳川智秋)

     斎藤とも子(遥子の娘、柳川晃子)

 

 

 

あらすじ (劇場用パンフレットより)

ガスの栓を開け放したうえ、多量の睡眠薬を飲んだ遥子は、マンションの住人や管理人の手で意識を回復した。彼女は中沢稔と一緒に住んでいるが、彼は泊りがけでゴルフに出かけて留守だった。誰かが身寄りを呼ぶ段になって、管理人は2人が正式の夫婦ではないことを明らかにした。一流商事会社の部長夫人として何の不足もなく暮らしてきた遥子は、1年前のある日、中沢稔と逢った瞬間からその運命が大きく転換したのである。 ・・・(中略)・・・ やがてゴルフから帰ってきた稔は、彼女の自殺未遂を知り、遺書を読んで彼女の独占欲を不愉快に思い、マンションを飛び出してヤケ酒をあおり続けた。一方、知らせをうけた柳川は、行方不明だった遥子の住所と自殺未遂を知り、マンションへやってきた。柳川は妻を家に帰ろうとするが遥子は帰ろうとしない。

 

マンションを訪れた夫の柳川との会話。原作に娘は存在しない。

 

 柳川   晃子、大学うかったんだよ。第一志望に見事合格した。

 遥子  (すでに知っている) そう……。

 柳川   きみのことで、どうなるかと思ったが、かえって勉強にうちこんだのかも知れない。今日のことはあの子ももう知ってる。電話を、そばで聞いてたんでね。云わないわけにいかなかった。そうそう、昨日晃子に云われて気がついたんだ。昨日はきみの……。誕生日おめでとう。

 遥子   ……ありがとう。

 上演台本より〜資料提供:三越劇場)

 


 

  映画化 2

  『愛情は深い海の如く』

 

 2011年, 監督・脚本:テレンス・デイヴィス

 (日本ではDVD発売のみ)

 出演: Rachel Weisz (へスター)

   2012年ニューヨーク映画批評家協会賞

   主演女優賞受賞

 Tom Hiddleston (フレディ)

 Simon Russell Beale (ウィリアム・コリヤー) 

 

 

 

アパートに駆けつけて来た夫に、何が君を追いこんだのか聞かれたへスターは…。(原作では第1幕)

 

 へスター 分からないわ。説明のつかない感情よ。それがとてつもなく大きな津波のように迫ってきた。

 コリヤー その感情に名前をつけるとしたら、何なんだ。

 へスター 名前… そうね… 怒り、嫌悪、それに恥。三つとも同じくらい強烈に。

 コリヤー 怒り… あいつに対してか。

 へスター ええ。

 コリヤー なら、嫌悪は?

 へスター もちろん、自分に対して。 恥は生きている事に対して。

 

 

   ウィリアム・コリヤー卿とへスター

 

フレディは一人で南米に渡り、再びパイロットの仕事をするとへスターに告げる。(第2幕)

 

 フレディ 今までとは違うんだ。 それに明日の朝、俺はここにいない。

 へスター どこへ行くの?

 フレディ 分からない。 とにかく今夜のうちにここを出ようと思っている。

 へスター だめよ、フレディ。 お願い。

 

   

      Tom Hiddleston (フレディ)

 


 

 再演 2 

 The Deep Blue Sea

 

 2011年8月

(チチェスター・フェスティバル劇場)

 演出: フィリップ・フランク

 キャスト: Amanda Root (へスター)

               Pip Donaghy (ミラー)

 

へスターはフレディとの別れが決定的となり、一人取り残された部屋で再びガス自殺をしようとする。だが元医師のミラーに止められる。苦悩と挫折を経験してきたミラーは、人生の先輩としてへスターに「生きる」ことを説く。(3幕)

 

 ミラー あなたが生きていくべきか、死んだ方がいいのか。それは私が決める問題ではない。決めるのはあなただ。あなたには勇気がある。その勇気があれば何でも実行できるはずだ。

 ヘスター (絶望的な叫び) 勇気なんて!

 ミラー そう、勇気だ。絶望して死ぬにも勇気がいる。大抵の自殺は逃避だ。あなたも自分に生きる価値がないと思って、死を選ぼうとしているんでしょう。

 ヘスター (荒々しく) もう何もわからない!生きていたくないだけ。

 ミラー 生きる事をむずかしく考える必要はない。人間は何だかんだ言っても、大抵は何とか生きていくものだ。

 ヘスター 希望がないのに、どう生きろって言うんですか。

 ミラー 簡単だ。希望がなく生きれば、希望を失って絶望する事もない。

 ヘスター 言葉でなら何とでも言えますわ。

 ミラー 言葉は生きる助けになる。だがその真の意味を理解しないとだめだ。(ヘスターを荒っぽく自分の方に向かせる。厳しい口調で)あなたのフレディは、もうここにはいない。もう二度と帰って来ない。どんな事があっても。決して。(言葉の一語一語に、強烈なパンチを食らったかのように、へスターはショックを受ける)

 ヘスター (荒々しく)分かってます。分かってます。その現実を受け止める事ができないんです。

 ミラー (野獣のような勢いで) いや、あなたならできる!「できない」という言葉で逃げてちゃだめだ。立ち向かうんだ。そうすればきっと新しい何かが見えてくる。希望なんてもの、忘れて生きればいい。そうするしかない…。

 ヘスター 何が見えてくるんですか。

 ミラー 生きる道が見えてくる。口から出まかせに言ってるんじゃない。そう…きっと見えてくる…。

 

 

       元医師のミラーとへスター

 

"To live without hope can mean to live without

despair."

 (希望なしに生きるということは、絶望なしに生きるということ)

 

  写真下: 1955年映画版のへスターとミラー

  (ビビアン・リーとエリック・ポートマン)

   

 


 

  再演 3 

  The Deep Blue Sea

 

  2016年8月

  (ナショナル・シアター)

  演出: キャリー・クラックネル

  キャスト:

  Helen  McCrory (へスター・コリヤー)

  Tom Burke (フレディ・ペイジ)

  Marion Bailey (エルトン夫人) 

  Hubert Burton (フィリップ・ウエルチ)

  Yolanda Kettle (フィリップの妻アン) 

  Tomiwa Edun (フレディの友人ジャッキー)

  Nick Fletcher (元医師ミラー氏)

  Peter Sullivan (ウィリアム・コリヤー)

  評価:

   「タイムアウト」 ★★★★★

   “衝撃的! 絶妙な演技と演出”

   「ガーディアン」 ★★★★

   “迫力あるヘレン・マックロリーの演技”

   「デイリー・テレグラフ」  ★★★★

   “トム・バークスが見事”

   「ザ・タイムズ」 ★★★★★

   “傑出した舞台”

   「イヴニング・スタンダード」 ★★★★

   “マックロリーは主演女優賞に値する”

  〜National Theatre Liveのwebsiteより

 

公演はナショナル・シアター・ライヴとして世界の各地で上映され、日本では2017年の7月7日-13日にTOHOシネマズ(関東では日本橋、六本木、川崎)にて初公開。

 

 National Theatre at home 配信予定

 (2020年7月10日〜16日)

 

 * National Theatre LiveのTrailer (予告編)

 

 


 

 

 

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contents

  

   演劇学部推薦公演(2020年春期)

  

   映画学部推薦作品(2020年春期)

  



  

オンライン映画演劇大学は映画と演劇を幅広く紹介、解説、研究するオンライン上の教育・文化活動です。文部科学省の認可は受けていませんが、実際の大学での授業と連携した情報や研究も掲載しています。

  

  【シェイクスピア学科】

       (講師: 広川治)

  

   【アメリカ演劇学科】

     (講師: 小島真由美)

  

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第6回英米演劇大賞 (オンライン映画演劇大学・演劇学部選出)は「ハリー・ポッターと呪いの子」に決定しました。最優秀イギリス演劇賞は「ザ・ウェルキン」に、最優秀アメリカ演劇賞は「冬のライオン」に、最優秀演出家賞には「ピローマン」の寺十吾が選出されています。

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 乙女よ嘆くな

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 人生は四十二から

 噫無情 レ・ミゼラブル

 孤児ダビド物語

 *以上の1936年第8回アカデミー賞作品賞候補作と同年のマルクス兄弟の喜劇『オペラは踊る』の英文シナリオ、画像集を作成しました。

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 *1935年のアカデミー賞作品賞受賞作『戦艦バウンティ号の叛乱』とアルフレッド・ヒッチコック監督の『三十九夜』の台詞、画像、動画資料集を作成しました。

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2021

 オンライン映画演劇大学

 シネマグランプリ2021

の外国映画18部門と日本映画7部門が決定しました。

英米作品賞:

「MINAMATA-ミナマタ-」

グローバル作品賞:

「アイダよ、何処へ?」

監督賞:サイード・ルスタイ (ジャスト6.5 闘いの証)

           (2022/3/20)

  


  

・ 映画 Hamlet (1948)

   の英文シナリオが完成

   しました。

           (2022/2/24)

  


  

2021

第6回英米演劇大賞 (オンライン映画演劇大学・演劇学部選出)は「Oslo」に決定しました。同公演は最優秀アメリカ演劇賞、最優秀演出家賞(上村聡史)、最優秀助演男優賞(益岡徹)、最優秀スタッフ賞(照明=勝柴次朗)も受賞しました。最優秀シェイクスピア賞は「終わりよければすべてよし」に、最優秀イギリス演劇賞は「インク」に決定しました。

           (2022/2/20)

  


  

2021

・ 2021年 IMDb

     外国映画ランキング

   (資料作成:今村直樹)

              (2022/2/17)

  


  

・ 第94回(2022年授賞式) アカデミー賞ノミネート作品のIMDb評価をまとめました。

           (2022/2/13)

  


  

・ 2021年(第95回)の

   キネマ旬報ベストテン

   と読者選出ベストテン

   が発表されました。

           (2022/2/7)

  


  

・ 毎日映画コンクール

  発表されました。日本映画大賞に『ドライブ・マイ・カー』が、日本映画優秀賞に『すばらしき世界』が選出されています。

           (2022/1/20)

  


  

・ 日本アカデミー賞の優

秀賞が発表されました。

           (2022/1/18)

  


  

・ シェイクスピア

      作品リスト

              (2022/1/14)

  


  

・ 第64回 (2021年)

    ブルーリボン賞

    ノミネーション

           (2022/1/4)

  


  

・ ニール・サイモンの作品を解説した講座 ニール・サイモンの世界 が再開しました。新たに『おかしな夫婦』(映画) /『二番街の囚人』/『サンシャイン・ボーイズ』が掲載されています。

              (2021/12/12)

  


  

・ 映画『真夏の夜の夢』

             (1935)

              (2021/12/12)

  

・ A Midsummer

    Night's Dream

      (1935 film)

            (英語原文版)

  


  

・ 第43回 (2021年)

    ヨコハマ映画祭

    ベストテン・各賞

           (2022/12/4)

  


  

・ 2021年報知映画賞

    発表されました。

           (2022/12/3)

  



  

・ 第7回アカデミー賞

    (1934年)

 *1934年のアカデミー賞受賞、ノミネート作品の資料です。『或る夜の出来事』『影なき男』『模倣の人生』『コンチネンタル』『白い蘭』『奇傑パンチョ』『恋の一夜』『クレオパトラ』などのページを作成しました。

            (2021/9/18)

  


  

・ 『模倣の人生』

   〜資料(Photo Story)

 *1934年のアカデミー賞作品賞にノミネートされた『模倣の人生』の英文シナリオ (画像・動画付)を作成しました。

            (2021/8/29)

  


  

・ 『影なき男』

   〜資料(Photo Story)

 *1934年のアカデミー賞作品賞を含む主要4部門候補作『影なき男』の英文シナリオ (画像・動画付)を作成しました。ストーリーの説明には、死体の発見など、ネタバレが含まれています。ただしこの映画は探偵を主人公とするミステリー映画なので、犯人を特定する最後のセリフは省略してあります。

            (2021/8/23)

  


  

・ 『或る夜の出来事』

   〜資料(Photo Story)

 *1934年のアカデミー賞作品賞を含む主要5部門受賞作『或る夜の出来事』の英文シナリオ (画像・動画付)を作成しました。

            (2021/8/15)

  


  

・ シネマ・オリンピック

 世界の映画53か国100選 (資料作成:今村直樹)

 *2015〜19年に製作された映画から54か国の100本を選び、公式サイトや配信サービスへのリンクを作成しました。

            (2021/7/23)

  


  

・ 2021年英米演劇上演

         ラインアップ

  

 *「ザ・ドクター」(11月) をリストに追加しました。(2021/7/20)

  

 *「UNDERSTUDY/アンダースタディ」(8月) /「ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-」(9月) /「ジュリアス・シーザー」(10月) /「プロミセス、プロミセス」(11月)をリストに追加しました。パリ国立オデオン劇場の来日公演「ガラスの動物園」(9月)は招聘中止となりました。(2021/7/14)

  

 *「NT Live 2021 アンコール夏祭り」(7〜8月) /「ウエンディ&ピーターパン」(8〜9月) / カクシンハン「ナツノヨノユメ」「シン・タイタス」(8月) /「検察側の証人」(8月) /「ガラスの動物園」(9月)(12月) /「ブライトン・ビーチ回顧録」(9〜10月)などをリストに追加しました。(2021/7/6)

  


  

・ 映画

  『夜への長い旅路』論

         (篠山芳雄)

            (2021/5/17)

  


  

・ 第1回アカデミー賞

    (1927-28年)

・ 第2回アカデミー賞

    (1928-29年)

・ 第3回アカデミー賞

    (1929-30年)

・ 第4回アカデミー賞

    (1930-31年)

・ 第5回アカデミー賞

    (1931-32年)

・ 第6回アカデミー賞

    (1932-33年)

・ 第7回アカデミー賞

    (1934年)

  

  *講座「アカデミー賞とアメリカ映画の歴史」の資料です。リストからノミネート・受賞作品の詳しい情報・解説を見る事ができます。

            (2021/3/17)

  


  

2020

シネマグランプリ

    (オンライン映画演劇大学映画学部選出)

  *英米作品賞は「ストーリー・オブ・マイライフ  わたしの若草物語」に、グローバル作品賞は「パラサイト 半地下の家族」に、監督賞はセリーヌ・シアマ (燃ゆる女の肖像)に決定しました。

            (2021/3/10)

  


  

2020

 第5回英米演劇大賞 (オンライン映画演劇大学・演劇学部選出)は「エブリ・ブリリアント・シング」に決定しました。同公演は最優秀イギリス演劇賞、最優秀主演男優賞(佐藤隆太)、最優秀翻訳家賞(谷賢一)も受賞しました。

           (2021/2/18)

  


  

・ 2020年(第94回)

    キネマ旬報ベストテン

     が発表されました。

              (2021/2/5)

  


  

・ 第78回ゴールデン・

グローブ賞ノミネーション

     が発表されました。

              (2021/2/4)

  


  

・ オスカー・ワイルド作

大切なのはアーネスト

     (広川治 翻訳)を掲載

     しました。

              (2021/2/4)

  


  

・ 2021年英米演劇上演

         ラインアップ

 *今年の主要ストレートプレイ公演のリストを更新しました。

             (2021/2/4)

  



  

・ 第1回アカデミー賞

    候補・受賞作一覧

  *講座「アカデミー賞とアメリカ映画の歴史」の資料です。リストからノミネート・受賞作品の詳細な情報を見る事ができます。

           (2020/9/1)

  


  

・ スクリーン名言集

  〜映画レポートより〜

            (2020/8/13)

  


  

・ NT Live アンコール

     夏祭り2020

                 (2020/8/1)

  

・ National Theatre

     at home 配信予定

 〜英国より世界に配信〜

「英国万歳!」

「スモール・アイランド」

「夏の夜の夢」

「ル・ブラン」

「深く青い海」

「アマデウス」を配信

                 (2020/6/13)

  


  

・ 映画レポート・作品リ

   スト(テーマ別)が発表さ

   れました。

                 (2020/4/26)

  



  

・ 第1回アカデミー賞

     (1927−28年)

     女優賞ノミネート

     『港の女』

  〜映像文化学科講座〜

「アカデミー賞とアメリカ映画の歴史」資料7

                 (2020/4/18)

  


  

・ 第1回アカデミー賞

     (1927−28年)

     監督賞ノミネート

     『群衆』

  〜映像文化学科講座〜

「アカデミー賞とアメリカ映画の歴史」資料6

                 (2020/4/16)

  


  

・ 第1回アカデミー賞

     (1927−28年)

     男優賞ノミネート

     『サーカス』

  〜映像文化学科講座〜

「アカデミー賞とアメリカ映画の歴史」資料5

                 (2020/4/14)

  


  

・ 第1回アカデミー賞

     (1927−28年)

     芸術作品賞受賞

     『サンライズ』

  〜映像文化学科講座〜

「アカデミー賞とアメリカ映画の歴史」資料4

                 (2020/4/12)

  


  

・ 第1回アカデミー賞

     (1927−28年)

     女優賞・監督賞受賞

     『第七天国』

  〜映像文化学科講座〜

「アカデミー賞とアメリカ映画の歴史」資料3

                 (2020/4/10)

  


  

・ 第1回アカデミー賞

 (1927-28年)男優賞受賞

     『最後の命令』

  〜映像文化学科講座〜

「アカデミー賞とアメリカ映画の歴史」資料2

                 (2020/4/10)

  


  

・ 第1回アカデミー賞

 (1927-28年)作品賞受賞

     『つばさ』(Wings)

  〜映像文化学科講座〜

「アカデミー賞とアメリカ映画の歴史」資料1

                 (2020/4/9)

  



  

・ 『サンシャイン・ボーイズ』

    (ニール・サイモン作)

                 (2020/3/15)

  


  

・ 2020年英米演劇上演

         ラインアップ

             (2020/4/2)

  


  

・ シネマグランプリ2019

   ノミネート・受賞の発表

            (2020/3/1)

  


  

・ 英米演劇大賞2019

   優秀賞・最優秀賞の発表

            (2020/3/1)

  


  

・ 2019年 IMDb

     外国映画ランキング

  (資料作成: 今村直樹)

                 (2020/2/18)

  


  

・ 

     アナと雪の女王

    (演技コース参考動画)

            (19/11/16)

  

・ 

   グレイテスト・ショーマン

    (演技コース参考動画)

             (19/11/10)

 


  

・ 2019年 秋期

    観劇レポート対象作品

     が発表されました。

             (19/9/16)

  


  

・ 2019年 秋期

    映画レポート対象作品

     が発表されました。

             (19/9/15)

  


  

・ 2019年英米演劇上演

         ラインアップ

             (19/8/8)

 


 

・ 『英国万歳!』で

     朗読される

     『リア王』の名場面

     が掲載されました。

             (19/5/31)

 

・ 『英国万歳!』

 〜登場人物・物語の解説

     が掲載されました。

             (19/5/30)

  


  

・ ミュージカル

 She Loves Me のすべて

     が掲載されました。

             (19/5/5)

  


  

・ 映画学部主催の新講座

   アカデミー賞と

   アメリカ映画の歴史

     講座内容・予定が

     発表されました。

             (19/5/1)

  


  

・ 英米演劇大賞2018

    (受賞作・受賞者の発表)

  


  

・ シネマグランプリ2018

 (受賞作・受賞者の発表)

  


  

・ 2018年 (第92回)

     キネマ旬報ベストテン

  


  

・ 2018年 IMDb

     外国映画ベストテン

    (資料作成: 今村直樹)

 


  

・ 2017年 IMDb

     外国映画ベストテン

    (資料作成: 今村直樹)

  




  

 【シェイクスピア学科】

  

        (講師: 広川治)

 講座概要・予定

 第1回  シェイクスピア

      ってヤバくない?

 第2回  恋人たちの

     シェイクスピア

 第3回  軍隊で

      シェイクスピア?

 第4回 アクション・スターがハムレット

 第5回  俳優たちの『ハムレット』

 第6回  国王のための

     名せりふ

 第7回  宇宙の彼方の

      シェイクスピア

  




  

   【アメリカ演劇学科】

  

 『エンジェルス・イン・

       アメリカ  第1部』

      (解説: 篠山芳雄)

  

 アーサー・ミラー

  『セールスマンの死』研究

  (講師: 篠山(ささやま)芳雄)

  


  

 

  (講師: 小島真由美)

 講座概要

 作品リスト

 映画リスト

 第1回入門編

 第2回 『カム・ブロー・

         ユア・ホーン』

 第3回 『はだしで散歩』

 第4回 『おかしな二人』

 第5回

『スウィート・チャリティ』

  映画『カビリアの夜』

  初演 (1966年)

  映画化 (1968年)

                   *

 第6回 映画 『紳士泥棒

      大ゴールデン作戦』

 第7回 『星条旗娘』

 第8回『プラザ・スイート』

 第9回 『浮気の終着駅』

 第10回 『ジンジャー

      ブレッド・レディ』

  




  

   【イギリス演劇学科】

  

・ オスカー・ワイルド

  『まじめが大切』論

      (講師: 石田伸也)

  

・ テレンス・ラティガンを観る:『深く青い海』

        (講師: 広川治)

 

・ 『ローゼンクランツと

   ギルデンスターンは

         死んだ』

      (解説: 石田伸也)

  

・   ミュージカル

『ビリー・エリオット』

   〜英語の歌詞に見る

       団結、自由、信念〜

        (講師: 広川治)

  


  

    

      + 観劇レポートより

  




  

 【映像文化学科】

  

・  カズオ・イシグロ

 『日の名残り』の映画化

      (講師: 篠山芳雄)

  

・ キネマ旬報ベストテン分析

      (講師: 今村直樹)

  

  <2017年夏>

     世界の映画を観る、

        映画で世界を見る

  


  

    

  




  

 (詳細な目次については

  CONTENTSページ参照)

  

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   Music for Live Show

    (2019年10月)

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