オスカー・ワイルド論 (1)

  • 2017.05.01 Monday
  • 08:30

 

 

演劇学部教授の石田伸也先生による研究論文「ワイルド流喜劇のレシピ」を掲載します。(2017年5月1日)


 

 

   ワイルド流喜劇のレシピ 

 〜オスカー・ワイルド『まじめが大切』論〜

 

               石田 伸也

 

  <目次>

 

  はじめに

1. 登場人物という素材

  材料 〜用意された登場人物

  ジャックとアルジャノンのコンビネーション

2. 喜劇的プロットの調理法

  喜劇的立場の逆転

  4幕版のグリズビー氏登場場面

  2002年版でのグリズビーの場面の復活

  注釈

3. 逆説にみちた言葉の調味料

  おわりに

  注釈

 

 


 

 

         はじめに

 

  劇作家としてのワイルド(Oscar Wilde, 1864-1900)の代表作であるばかりか、イギリスの喜劇を語るうえで欠かせない一作と言えるのが『まじめが大切』(The Importance of Being Earnest, 1895年初演、全3幕)である。ここでは、原作と映画、あるいは原作と舞台の比較という方法ではなく、この喜劇のワイルド流劇作術がどのようなものか、テキスト自体に魅力の秘密を探っていき、その劇作術が活かされている例として過去の舞台や映画の演出や演技に言及していくというスタイルで作品を論じてみたい。

 

 言及していく上演は主に2公演ある。その1つがジョージ・アレグザンダー演出、主演による1895年の初演の舞台[以下“初演”]である。この初演に関しては、当時の上演への言及や資料を集め、膨大な注釈付のテキストとしてまとめたジョセフ・ドノヒュー著『まじめが大切〜初演の舞台』(1) を参考にしている。もう1公演は、2005年の宝塚歌劇『アーネスト・イン・ラブ』(2)[以下“宝塚版”]である。1960年のオフ・ブロードウェイ・ミュージカルに基づいたこの舞台は、登場人物の感情や状況を表現するミュージカル・ナンバーを要所要所で巧みに織り交ぜながらも、台詞と物語の展開は原作にかなり忠実な公演である。宝塚ならではの華麗なダンスも楽しめ、かつ笑える場面も多いミュージカル・コメディに仕上がっている。

 

 映画の方は、新旧のイギリスでの映画化を参考にしたい。旧作は、アンソニー・アスキス監督による原作に忠実な映画化の成功例と言える。場面の前後の入れ替えのみの脚色で、若干の移動場面を除いてすべて室内か庭先の場面で見せている。原作の客間劇らしさを残しており、会話場面と俳優の演技をじっくりと楽しむことができる1952年の作品(3)[以下“1952年版”]である。

 

  

 

 これに対して、オリヴァー・パーカー監督による2002年の映画化作品(4)[以下“2002年版”]は、原作のセリフを尊重しながらも、徹底的に映画的手法で脚色、撮影された作品である。借金取りに追われて夜のロンドンを逃げ回るアルジャノンという原作にはない場面に始まり、都会の遊興の場や、ブラックネル夫人の邸宅など、会話の場も様々な場所へと広げられている。登場人物が過去を語る時には短い回想の映像が挿入されることも多く、中世の騎士がセシリーの恋愛の幻想として登場してくる映像さえある。監督の演出や編集が笑いを誘う極めて映画的な一作である。いずれの映画化も日本未公開作品だが、1952年版は海外ではDVD (5) が発売済み、2002年版は日本でも『アーネスト式プロポーズ』というタイトルでDVD (6) が発売されている。

 

  

 

こうした舞台や映画に例を確認しながら、超一流シェフに相当する劇作家ワイルドの喜劇的レシピを  1.登場人物という素材 2.喜劇的プロットの調理法 3.逆説に満ちた言葉の調味料というように分類し、『まじめが大切』の世界を考えてみたい。

 

 

    1.登場人物という素材

 

 

 材料 〜用意された登場人物

 

ジョン・ワージング(ジャック)

 ロンドンでの偽名はアーネスト。グエンドレンと結婚したい紳士。だが彼女の結婚の条件が「アーネスト」という名前自体にあるようなので、本名がジャックだと告白できない。嘘を隠そうとする行動、態度、表情が笑いを生んでいく喜劇の定番のタイプに属するキャラクターだが、まじめな役を得意とする俳優が演じると面白い。1952年版のマイケル・レッドグレーヴも、テレンス・ラティガンの戯曲の映画化『ブラウニング版』(1951)では寡黙なラテン語教師を演じていた名優だったが、まじめな中に見せる滑稽な表情や動作がかえって喜劇役者のごとく面白い。題名が示す通り、まじめが大切な役。

 

アルジャノン・モンクリーフ (アルジー)      

 ウィットと逆説に富んだ発言が得意。友人の“アーネスト”の本名がジャックだと白状させ、弟の“アーネスト”と名乗って彼の姪のセシリーに近づく。調子よく何でもできるように思っていたその余裕が後半、ジャックと同じ立場に立たされ、追い込まれるという逆転の笑いを生むキャラクターである。

 

グエンドレン・フェアファックス   

 とにかく愛しているのは、“アーネスト”。

 

セシリー・カーデュー        

 やはり愛しているのは、ただ“アーネスト”。

 

ブラックネル夫人(オーガスタおばさん) 

 グエンドレンの母で、彼女の結婚の許可が必要なジャックにとって脅威的な存在。喜劇の主人公が反社会からの逸脱を滑稽に見せるものだとすれば、夫人はヴィクトリア朝の保守的貴族社会の象徴のような存在と言える。ジャック以上にまじめな存在だけ

にその驚いた様子が笑いの対象になる場合もある。ジャックが捨て子だったと告白する際、ハンドバッグから発見されたことを聞いて、「ハンドバッグ?」と初演では驚いて立ちあがり、1952年版ではイーディス・エヴァンスが裏返った声で驚きの大きさを示している。2002年版では名優のジュディ・デンチが威厳をもってこの上流階級の夫人を演じているが、実は彼女も元々はジャックが通うような遊興な場の踊り子だったことが、夫人本人の回想の映像として映画の終盤に挿入されている。宝塚版では、「ハンドバッグは母親とはいえない」という歌が約20人の執事や女中と共に披露されていて、圧巻のステージとなっている。2010年にはブロードウェイで英国の男優、演出家であるブライアン・ベドフォードが自ら演出、夫人役まで演じ、トニー賞の主演男優賞にノミネートされた。(7)

 

ミス・プリズム(セシリーの家庭教師)

 家庭教師役としてのまじめな存在が、遊蕩にふける弟アーネストの存在を非難する役割として効果的に配置されている。だが、彼女が心を寄せる牧師のチャジュブルという名前も、元は教会の儀式などで着るための祭服を表わす最もアーネスト(まじめ)な名前である。

 

チャジュブル牧師(神学博士)

 彼が好きなのはミス・プリズム。2002年版では絵画を趣味とする役になっており、教会の自室で自分の描いた女性の肖像画を秘かに眺めている場面がある。その絵のタッチはラファエロ前派のようにロマンティックで官能的で、まじめさの表裏を見せてくれるもう一人の人物に脚色されている。

 

レイン(アルジャノンの召使い)                              

 冒頭で主人に負けないウィットを謙虚に披露。宝塚版では、登場人物を紹介したり、「カップを掲げて称えよう」と貴族礼賛の歌を歌ったりとステージ全体をまとめる重要な進行役の地位に昇格して登場している。

 

メリマン(ジャックの田舎の家の執事)

 後半の場面で人物の入退場の案内役。

 

グリズビー(司法書士)

 初演前に書かれていた4幕版に登場する人物。ジャックの田舎の屋敷に現われて、アーネスト名義の未払い金の支払いを迫る。彼の登場によって、弟ア―ネストを名乗っていたアルジャノンは収監の危機に追い込まれてしまう。アレグザンダーは、自ら演じるジャックの喜劇性を中心に考えていたこともあったのだろう。初演時に取り立ての場面は削除された。2002年版では映像として復活している。

 

 

 ジャックとアルジャノンのコンビネーション

 

 『まじめが大切』で喜劇の中心にあるのは、二重生活を楽しむジャックとアルジャノンという二人の滑稽なバトルである。この二人の戦い、前半は終始、アルジャノンが優勢な状況で劇は展開していく。アルジャノンの攻め所はジャックの嘘である。体面を気にして都会ではアーネストと名乗って遊興にふけるジャックは、その嘘を隠そうと必死にあがく。アルジャノンは常に相手の秘密を押さえた自信と余裕を見せて、ジャックを手玉に取り、皮肉とウィットにあふれた言葉で彼をからかっていく。

 

 ジャックの方はというと、ウィットをもって充分な反撃を返すことは少なく、特に第1幕では、「そんなのナンセンスだ。」(8) のような返答を繰り返すばかり。一見、まじめな性格の彼が、徹底して周囲の人物や状況に翻弄されていき、その中であがく姿が観客の笑いを誘っていくのである。

 

 ワイルドがこうした劇の導入部でジャックとアルジャノンに与えた喜劇的な役割分担は明確である。アルジャノンは仕掛ける側のいたずら者、トリックスター(trickster)に近い役割を担っており、ジャックはからかわれたり、皮肉られたりする人物を意味するバット(butt)、つまりコミック・バットの典型になっている。日本の狂言に例えれば、アルジャノンがいたずら好きな従者の太郎冠者で、ジャックが冠者を叱りつける大名になるだろう。現代演劇を代表する喜劇的コントラストの例には、アメリカの喜劇作家ニール・サイモンの代表作『おかしな二人』(The Odd Couple, 1965) がある。性格が正反対の二人の主人公を中心に笑いを生んでいくこの作品では、二人がデートするイギリス人姉妹の名前がグエンドレンとセシリーになっており、ワイルドの喜劇へのオマージュとなっている。

 

 ジャックのコミック・バットとしての役割は、彼が見せる喜劇的な驚きの表現やその慌てた態度にも明らかである。彼はアルジャノンに「このぼくが承諾しない。」(9)とグエンドレンとの結婚を反対されると、「承諾しない!」(10) と憤慨し、セシリーの名前を出されると、「セシリー! いったい何のことだ。」(11) と慌てた様子を見せる。そしてアルジャノンが真実を聞き出すための決め手となるジャックのシガレット・ケースを見せた際には、必死になって取り返そうとする。初演のアレグザンダーとアラン・エインズワース(アルジャノン)の二人のスタジオ写真も、この場面のジャックの必死な様子を伝えている。(12)

 

  

 

 グエンドレンへのプロポーズの場面でも、(ひどく驚いて)(13)(ジャックはびっくりして彼女を見る)(14) といった笑いを誘う驚いた様子のト書きが見られるが、最もおかしいのは、ひざまずいてプロポーズの言葉を述べている最中にブラックネル夫人が戻ってきた時である。「ワージングさん!お立ちなさい。今にものっかりそうな恰好をして。不作法にもほどがあります!」(15) と夫人に注意され、ジャックは立ち上がろうとするが、(ジャックが立ちあがろうとするのを制して)(16) とト書きにあるように、グエンドレンにそのままの姿勢でいるように押さえられてしまう。アレグザンダーの演出でも、この場面はかなり滑稽な一場となっていたようである。ジャックを押さえ続けるグエンドレンの動作は、同時代の劇評の中でも言及されており、前述の初演研究資料で紹介されている。(17) また同著には、1909年の再演における同場面の写真も掲載されている。(18)

 

 1952年版の映画でも、原作のト書きよりも早い時点でジャックはシガレット・ケースを取り返そうと何度か手を伸ばすが、アルジャノンは瞬時にケースを持った手を動かして彼をかわしてしまう。ジャックを演じるマイケル・レッドグレーブの表情はまじめで不機嫌だが、アルジャノン役のマイケル・デニソンは終始微笑みを浮かべ、相手をとらえた余裕の表情で場面を演じており、まさにトリックスターの表情である。同様に別の場面では、ジャックがアルジャノンの食べているサンドイッチの残り一切れをもらおうと皿に手を伸ばしたり、その皿を手にしていたアルジャノンが即座に身をかわしたりしているが、これらの動きは元のト書きにはなく、こうした細かいコミカルな演技が原作の持つ二人の喜劇的コントラストを効果的に増幅させている。

 

 2002年版では、ジャック役を演じるのはコリン・ファース。BBCのテレビ映画『高慢と偏見』(1995)の高慢な様子を見せる貴族ダーシーや『英国王のスピーチ』(2010)の吃音症に悩むジョージ六世など、まじめな面持ちの役どころは彼の得意とするところである。片やアルジー(アルジャノン)役は、ワイルドの喜劇『理想の夫』の映画化(1999、邦題『理想の結婚』)でも軽妙でダンディな紳士を演じていたルパート・エヴェレット。このキャスティング自体がすでに喜劇的に対照的な二人を生み出していると言えるが、借金の取り立て人に追われて逃げ惑うという原作にはない場面を前半の数場面に追加してしまったため、アルジーに落ち着きのなさとすでに彼の方も最初から追い込まれている雰囲気が出てしまっているところがある。前半の喜劇的コントラストという観点から見るとマイナス点と言えるだろう。

 

 アルジャノンがトリックスターとしてさらに成功を見せるのは、第2幕で弟のアーネストとして登場する時だが、2002年版はアルジーにさらに喜劇的な味付けを加えている。アルジーは、ロンドンで秘かに手に入れたジャックのE.W. (=Ernest Worthing)と刺繍されたハンカチをこれ見よがしに出して鼻をかむ。弟の死を装って喪服で登場という作戦を意味なきものにさせられていたジャックは、当然、怒り心頭である。アーネストになるためにハンカチまで盗み出していたなんて!という怒りでアルジーの首に掴みかかるジャックだが、屋敷の庭の遠方からチャジュブル牧師、プリズム、セシリーの三人に見られているのに気づき、急遽、もみ合う二人は再会を喜び合う仲の良い兄弟に早変わりする。エヴェレット扮するアルジーは、バンベリストとしてジャックの鼻を明かしてやった表情を見せて、得意満面で部屋を出ていくのである。

 

 

     2.喜劇的プロットの調理法

 

 

 喜劇的立場の逆転

 

 第2幕においても、アルジャノンは喪服を着たジャックを「馬鹿に見える」「グロテスクだよ、そのかっこうは。」(19) と言ってまでからかい、ジャックに非難されても何食わぬ顔でマフィンを食べ続ける。しかし2幕では、アルジャノンがセシリーに出会うことによって、ジャックとの喜劇的コントラストにも変化が起きている。ジャックと同様にアーネストという名前が必要になった彼は、第1幕のジャックのような喜劇的な驚きを見せ始めるのである。出会ったばかりのセシリーに3ヵ月も前から婚約していると言われ、「3ヵ月も前から?」(20) と驚き、セシリーが彼から手紙をもらっていたと聞くと、「しかしセシリーさん、ぼくは一度も手紙をさしあげたおぼえがないんですけど。」(21) と面喰ってしまう。アーネストという虚構の人物として田舎に現われたはずの彼だったが、セシリーの語る虚構の世界には太刀打ちできない。ついに“アーネスト”という名前への夢を聞かされるに至っては、第1幕のジャックのようにコミック・バットも同然である。

 

 2002年版では、セシリーとアルジャノンの二人が、中世ロマンス風衣装をまとって木立ちの中で戯れる幻想的な恋の映像となる場面がある。ところがセシリーが“アーネスト”への名前へのこだわりを口にした途端、アルジャノンの驚いて目を見開いた顔のアップと共に、場面はなさけない現実へと戻ってしまう。宝塚版では、舞台の前半でジャックとグエンドレンが歌い出すラブソングをバカにしていたアルジャノンだったが、セシリーとの場面では同じ歌の出だしの演奏が流れ始めてしまう。すると彼は戸惑いながらも「子供のように黙るだけ」とその歌を歌わざるを得ないのである。続く会話でも「アルジャノンは嫌!」と自分の本名を否定されると、夕暮れの暗い雰囲気の照明が一瞬にして明るくなり、彼は洗礼を頼むために教会へ行かねばと慌ててその場を退場する始末である。

 

 

 4幕版のグリズビー氏登場場面

 

 当初ワイルドは、こうした戯曲の中盤に、アルジャノンとジャックの喜劇的立場を逆転させる別の場面も用意していた。アレグザンダーの注文で書き換えられる以前の4幕版では、喪服を着たジャックがアルジャノンと顔を合わせた後に、グリズビーという司法書士が登場する。アーネストとしてジャックが未払いでいたサヴォイ・ホテルの代金の取り立てに来たのである。すでにアルジャノンはセシリーに自分がアーネストだと名乗ってしまった手前、その結構な額の請求をその場で支払わないとならない。未払いの場合は監獄行きとまで言われ、アルジャノン最大のピンチとなってしまう。ここで驚きの反応を次々見せるのはアルジャノンの方である。喜劇的逆転を味わうには、削除されたままでは残念な場面なので、コリンズ版の全集に収録されている4幕版を元にした上演台本『大切なのはアーネスト』(広川治訳)(22)を引用させていただき、この場面を改めて味わってみたい。ジャックが執事のメリマンから、アルジャノンの荷物があると聞いて驚き、アルジャノンが「残念だが今回は一週間しかいられないんだよ。」(23) と皮肉っぽく言った後に続く場面となっている。

 

 メリマン (アルジャノンに) 失礼いたします。ご年輩の紳士のお方がお目にかかりたいと申しております。駅から馬車でご到着なさっております。(皿にのせて名刺を渡す)

 アルジャノン お目にかかりたい?

 メリマン はい。

 アルジャノン (名刺を読んで) パーカー・アンド・グリズビー司法書士共同事務所。そんな人たち聞いたこともないね。誰なんだい?

 ジャック (カードを手にして) パーカー・アンド・グリズビー。さあ誰だろうね。アーネスト、君の友人のバンベリー君の件で来たんじゃないかな。たぶんバンベリー君は遺書を残して、君にその実行人になってほしいんだろう。(メリマンに)その方をすぐに中へ。

 メリマン かしこまりました。

 

   メリマン退場。

 

 ジャック アーネスト、これで君が先週話していた通りになるといいな。たまっていた君の請求書の件、話をつけてやったじゃないか。

 アルジャノン ぼくは何の借金もしていないぞ。君の心が広いおかげで、1ペニーも借りないで済んでいる。ネクタイだけは別だがね。

 ジャック ああ、そうかい。そいつはよかったな。

 

   メリマン登場。

 

 メリマン: グリズビー様です。

 

   メリマン退場。グリズビー登場。

 

 グリズビー (チャジュブル牧師に)アーネスト・ワージング様ですか?

 ミス・プリズム こちらがアーネスト・ワージングさんよ。

 グリズビー アーネスト・ワージング様?

 アルジャノン そうですが。

 グリズビー ご住所はオルバニー、B4?

 アルジャノン ああ、僕の住所だ。

 グリズビー 申し上げにくいのですが、20日間の拘禁の令状が出ております。訴状人はサヴォイ・ホテル有限会社。762ポンド、14シリング、2ペニーの未払いによるものです。

 アルジャノン この私に?

 グリズビー はい、さようで。

 アルジャノン そんなバカな! サヴォイでは自腹で食事はしない。自分の行きつけはウィリーズ。ずっと高級な店だ。サヴォイには1ペニーの借金もない。

 グリズビー 令状には、5月27日にオルバニーであなた様がお食事をなされた旨の記録がございます。そして7月5日には債務不履行の判決が下されております。それから15通ものお手紙でご連絡させていただいておりますが、一度もお返事をいただいておりません。私どものご依頼人様のためには、ご本人様のご収監という手続きをとらざるを得なかったのです。

 アルジャノン ご収監だって! ご収監ってどういうことだ。逃亡などするつもりはこれっぽっちもないぞ。ここに1週間いる予定なんだから。兄といっしょだ。大あわてでロンドンに逃亡なんて思うのは考えすぎだ。

 グリズビー 私自身は司法書士にすぎません。乱暴なマネは一切いたしませんが、債務不履行者を逮捕する裁判所の方が馬車の外でお待ちです。こうした問題に関してはご経験豊かな方ですので、いつもお仕事をお願いしております。ですが当然、お代金をお支払いいただけるものと思いますが。

 アルジャノン お支払い? いったいこの私がどうやって払うっていうんだ? この私が金を持ち歩いていると思ってるのか。まったく何て愚かな考え方をするんだ! 紳士は余計な金など持ち歩かないものなんだ。

 グリズビー 私どもの経験から申し上げますと、大抵は親類縁者の方にお支払いいただけるものかと。

 アルジャノン 兄さん、やっぱり君がこの支払いを何とかしてくれないと困る。

 ジャック グリズビーさん、出費の詳細を見せていただけますか。(ぶ厚い書類のページをめくる)762ポンド、14シリング、2ペニー。10月からだ。こんなにひどい散財はみたことがない。(チャジュブル牧師に渡す)

 ミス・プリズム 762ポンドもレストランで! こんなにたくさん、しかもこんなに何度も食べる若い方に善良なところなど期待できませんわ。

 チャジュブル牧師 詩人のワーズワースが言った「暮らしは低く、思いは高く」はどこへ行ってしまったんでしょうか。

 ジャック チャジュブル牧師、弟のこのひどい借金を私が払うべきだとお考えでしょうか。

 チャジュブル牧師 どう考えてもそうは思えません。そんなことをすれば、弟さんの金遣いが荒くなるばかりです。

 ミス・プリズム 弟さんが自ら蒔いた種です。監禁された方が弟さんのためには良いでしょう。20日では短すぎるぐらいです。

 ジャック まったく同意見です。

 アルジャノン おい、何、ふざけたこと言ってるんだ! 君の借金だってわかってるくせに。

 ジャック 私のだって?

 アルジャノン ああ。とぼけるなよ。

 チャジュブル牧師 ワージングさん、ふざけるにも程があります。

 ミス・プリズム まったく厚かましい方ね。思っていた通りだわ。

 セシリー ひどい仕打ちね。思ってもみなかったわ。

 ジャック 彼の言ったことは忘れましょう。これが弟のやり方なんです。今度はオルバニーB4に住むアーネスト・ワージングではないと言いだすんじゃないだろうね。だとすれば、僕の弟でもないのかな。そうじゃないのか?

 アルジャノン おい! そんなこと言うものか。ばかげてるだろう。もちろん僕は兄さんの弟だ。だから兄さんがこの支払いを払うってことなんだよ。

 ジャック 正直言って、そんなことするつもりは、これっぽっちもありはしない。この教区の尊敬すべき司祭でおられるチャジュブル牧師、それにいろいろとご教示いただいて心から信頼しているミス・プリズム。お二方とも監禁が君のために良いというご意見だ。私も賛成する。

 グリズビー ご家族が楽しくお集まりのところ、水をさすようで誠に申し訳ありませんが、もうあまり時間がありません。ご収監手続きのためにホロウェイに4時までに到着する必要があります。あそこの規則は厳重です。

 アルジャノン ホロウェイだって!

 グリズビー こういった拘留は、いつもホロウェイでございます。

 アルジャノン ウエストエンドのディナーがもとでロンドン郊外に投獄だなんて、絶対にあり得ない。

 グリズビー 請求書はランチとなっております。ディナーではございません。

 アルジャノン どっちだっていいだろ。とにかくロンドン郊外の刑務所行きなんてごめんだ。

 グリズビー 監獄の周辺は中流階級のお宅が多いエリアですが、監獄自体はモダンな作りで、換気もよく、一日の決まった時間に運動できるほどの余裕のあるスケジュールが組まれております。医療サービスも充実しておりまして、時間外診療も可能です。

 アルジャノン 運動だって! 勘弁してくれ! 紳士は運動などしないものだ。君は紳士がどんなものかわかってないようだな。

 グリズビー あまりに多くの紳士の方々にお会いしすぎて、わからなくなってしまったとでもいいましょうか。驚くほど様々なタイプの紳士の方がいらっしゃいまして。これも教育のなすわざでございますね。ではよろしければ、ご足労願えますでしょうか。

 アルジャノン (うったえるように)ジャック!

 ミス・プリズム しっかりなさい、ワージングさん。

 チャジュブル牧師 こういう場では、いかなる弱そうな素ぶりも場違いというものです。自分に嘘をついていることになりますよ。

 アルジャノン 僕はしっかりしてるし、弱そうな素ぶりも見せていないし、どんな嘘もついてない。

 セシリー ジャックおじ様! おじ様は私の財産を管理なさっているのでしょう。この請求書を私に払わせて下さい。おじ様の弟さんが刑務所に入るなんていやよ。

 ジャック セシリー、君に払わせるわけにはいかないよ。そんなことありえない。

 セシリー じゃあ、おじ様が払ってちょうだい。きっと後悔なさるわよ、ご自分の弟さんが刑務所にいるなんて思うと。もちろん私だって彼には本当にがっかりしているわ。

 ジャック これからは彼に話しかけるのは禁止だぞ。いいか、セシリー。

 セシリー もちろん話しかけないわ。でも彼の方から話しかけてきたら仕方がないわね。お返事しないんじゃ失礼ですもの。

 ジャック では、彼の方からは話しかけないように私から注意しておこう。この家では誰にも話しかけないように言っておく。あいつには出てってもらう。グリズビーさん。

 グリズビー はい。

 ジャック この請求書は弟に代わって私が支払いましょう。でも弟の請求書を払うのもこれが最後です。おいくらですか?

 グリズビー 762ポンド、14シリング、2ペニーでございます。ああ、それにご依頼人様のために使わせていただいた馬車代が59ペンス必要かと存じます。

 ジャック わかりました。

 ミス・プリズム このようにお心が広いのも、まったく考えものですわ。

 チャジュブル牧師 (手で体を指し示しながら)  ミス・プリズム、知恵は頭のためだけにあらず、心のためにもありきですぞ。

 ジャック パーカー・アンド・グリズビーの事務所にお支払いしてもよろしいのですね?

 グリズビー はい。小切手はどうか御遠慮下さい。ありがとうございます。(チャジュブル牧師に)お元気で。(チャジュブル牧師はそっけなくおじぎをする)またお会いできる日を楽しみにしております。

 アルジャノン 楽しみになどするものか。紳士が社交の場に加えたいと思っている人物がどんなものか、あなたはわかっていないようだ。紳士というものは、ロンドン郊外に人を収監しようとする司法書士なんかとはお近づきになりたくないものなんだ。

 グリズビー おっしゃる通りでございます。

 アルジャノン ところでグリズビー君。馬車で駅に戻ろうとしているんじゃないだろうね。あれは僕が呼んだ馬車だ。君は駅まで歩いていかないと。まあ、それもいいじゃないか。司法書士はもっと歩かないと。司法書士のみなさんは運動不足だからね。大抵息がつまるようなオフィスに一日中座りっきりで仕事などはしていない。

 ジャック 馬車をお使い下さい、グリズビーさん。

 グリズビー ありがとうございます。

 

    グリズビー退場

 

 

 2002年版でのグリズビーの場面の復活

 

 2002年版の映画では、この場面がアルジーの到着翌日の設定に変えられ、セリフが大幅にカットされた短い場面として再現されている。(24) グリズビーという名前は名乗られず、執事は単に二人の来客があることをアルジーに告げる。一人は自動車付近に待機しており、アルジーの収監日数は20日間でなく6か月に変えられている。待機していた男は途中から彼の腕を捕らえて自動車の方へ連れていこうとし、危機一髪のところでジャックが支払いを申し出る。だが支払いには条件がつけられている。友人のバンベリーの元へすぐ帰るという条件である。ずいぶん彼の病状は悪化しているのだろうという皮肉までジャックはつけ加える。ここで鼻を明かすのはジャックの方で、喜劇的立場の逆転として効果的な追加場面となっている。続く場面はアルジーが田舎の地を去ろうとしている姿で、この後にセシリーとの日記に関する場面が続いている。

 

 原作の4幕版では、このグリズビーとの場面の後に食事についてのやり取りなどがセシリーらを交えて少しあった後、ジャックの「お得意のバンベリー主義とやらも、今度ばかりは大成功とはいかなかったようだな。」(25) という現行の3幕版にもあるセリフとなる。さらに4幕版には、自分のバンベリー主義についてのジャックの言葉として「僕の方もバンベリー主義を実践するには、いい日とは言えなかったがね。」(26) というセリフがある。それに対してアルジャノンは、「バンベリー主義の実践にも浮き沈みというものがあるのさ。何にでも浮き沈みはあるじゃないか。」(27) とバンベリストとして先輩ぶった発言をしていて、危機を通りすぎたトリックスターとして再び余裕を見せている。こうした二人の「浮き沈み」が劇の後半、喜劇的な逆転に次ぐ逆転という形で展開していくのがこの劇のプロットの妙味である。

 

 現代日本を代表する喜劇作家の一人に『笑の大学』『オケピ!』などで有名な三谷幸喜がいるが、彼の名前が三つの谷を越えて、幸せと喜びに至るという、まるで喜劇を地でいく名前であるように、主人公が喜劇でハッピー・エンドに至るまでには、谷を下っては登り、また下っては登り、さらに下っては登りと、少なくとも三回程度は「浮き沈み」を繰り返した方が面白くなる。料理の素材をフライパンの上で焼いた後に浮かせて裏返して、さらに裏返して熱を通してと、こうした焼き方によってさらにおいしい一皿に仕上がっていくのに似ているかもしれない。

 

 『まじめが大切』でも、ジャックとアルジャノンは、アーネストと名乗っていたことからそれぞれ結婚の障害をかかえてしまい、何とか洗礼でアーネストとしてごまかし続けようとしていたが、グエンドレンとセシリーに名前が嘘であるとばれてしまい、それでも女性陣に何とか許してもらえた途端、今度はブラックネル夫人の来訪で最後の危機を迎えてしまう。このようにワイルドは、喜劇という演劇形式の器に、ジャックとアルジャノンという二人のダンディーのコンビネーションを見事に調理して盛りつけているのである。

 

 3.逆説にみちた言葉の調味料へ

 

 

注  釈 

 (1)  Joseph Donohue with Ruth Berggren (ed.), Oscar Wilde’s The Importance of Being Earnest, A Reconstructive Critical Edition of the Text of the First Production St. James’s Theatre, London, 1895, Annotated and Illustrated from Contemporary Sources (Colin Smythe, 1995).

 (2)  『アーネスト・イン・ラブ』(宝塚月組公演、梅田芸術劇場、200579日−25日、日本語脚本・歌詞、演出=木村信司、翻訳=青鹿宏二) <主な配役: ジャック=瀬奈じゅん、グウエンドレン=彩乃かなみ、アルジャノン=霧矢大夢、セシリイ=城咲あい、ブラックネル=出雲綾、レイン=光樹すばる、チャジュブル=越乃リュウ、プリズム=瀧川末子> 20079月にWOWOW3(193ch)で放送(宝塚への招待 2005年月組公演「Ernest in Love」、97() 10:20-12:35)。なお、宝塚花組(ジャック=樹里咲穂)200591日−23日に日生劇場で公演を行っている。基となったオフ・ブロードウェイ公演は、Ernest in Love, 1960, book and lyrics by Anne Croswell, music by Lee Pockriss, directed by Harold Stone, with Louis Edmonds (Algernon), John Irving (Jack), Leila Martin (Gwendolen), Gerrianne Raphael (Cecily), Sara Seegar (Lady Bracknell), opened on May 4, 1960, at the Gramercy Arts Theatre (103 performances).

 (3)  The Importance of Being Earnest (UK, 1952), directed by Anthony Asquith, with Michael Redgrave (Jack), Michael Denison (Algernon), Edith Evans (Lady Bracknell), Joan Greenwood (Gwendolen), Dorothy Tutin (Cecily), Margaret Rutherford (Prism) and Miles Malleson (Chasuble).

 (4)  The Importance of Being Earnest (UK, 2002), directed by Oliver Parker, with Colin Firth (Jack), Rupert Everett (Algernon), Frances O’Connor (Gwendolen), Reese Witherspoon (Cecily), Judi Dench (Lady Bracknell), Tom Wilkinson (Chasuble), Anna Massey (Prism), and Edward Fox

(Lane).(邦題『アーネスト式プロポーズ』)

 (5)  The Importance of Being Earnest (The Criterion Collection, 2002) [Region 1(US and Canada)] ほか数種のDVDが海外で発売されている。

 (6)  DVD『アーネスト式プロポーズ』(アルバトロス、2008)

 (7)  The Importance of Being Earnest (2009) directed by Brian Bedford (December 17, 2010 – June 26, 2011 [189 performances]), performed at the American Airlines Theatre, with Brian Bedford (Lady Bracknell, David Furr (Jack), Santino Fontana (Algernon), Sara Topham (Gwendolen), and Charlotte Parry (Cecily Cardew).

 (8)  『まじめが大切』からの引用は、荒井良雄編『ワイルド喜劇全集』(新樹社、1976) 所収の荒井良雄訳、オスカー・ワイルド『真面目が大切』による。p. 329.

 (9)  Ibid, p. 329.

 (10)  Ibid, p. 330.

 (11)  Ibid, p. 330.

 (12)  Joseph Donohue (ed.), p. 118.

 (13)  ワイルド『真面目が大切』、p. 341.

 (14)  Ibid, p. 342.

 (15)  Ibid, p. 343.

 (16)  Ibid, p. 344.

 (17)  Joseph Donohue (ed.), p. 153.

 (18)  Ibid, p. 153.      

 (19)  ワイルド『真面目が大切』、p. 371.

 (20)  Ibid, p. 374.

 (21)  Ibid, p. 375.

 (22)  J. B. Foreman (ed.), Complete Works of Oscar Wilde (Collins, 1966). グリズビー登場の場面はp. 349352. (広川治先生の上演台本『大切なのはアーネスト』は全編オンライン映画演劇大学に掲載の予定。)

 (23)  Ibid, p. 370.

 (24)  2002年版では、監督のオリバー・パーカー自身が脚本を担当している。パーカー監督は、『理想の夫』(An Ideal Husband, 1999), の監督のほか、小説『ドリアン・グレイの肖像』の映画化『ドリアン・グレイ』(Dorian Gray, 2009)も監督しており、ワイルドの世界に縁の深い監督である。舞台やテレビでの俳優経験もあるため、『理想の夫』の映画化の際は、バンベリーという役を作りだし、一瞬だが自ら演じているその姿をスクリーンで披露している。それはルパート・エヴェレット扮するゴーリング卿がクラブでカードをしているという原作にはない場面 ―― 監督は共にカードをしている遊び仲間の一人としてゴーリング卿の隣に座っているのだが、「おい、バンベリー。結婚するなんて裏切りだよ。」と別のカード仲間に言われ、「そんなこと言っていないよ。」と言って独身仲間からの非難をかわしている。ワイルド通のパーカー監督らしい遊び心あふれる楽屋落ち的場面である。

 (25)  Ibid, p. 371.

 (26)  J. B. Foreman (ed.), p.353.

 (27)  Ibid, p. 353.

 

 


以下、3.逆説にみちた言葉の調味料/おわりに/注釈へと続きます。

 

 

 

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contents

  

    演劇学部推薦公演(2019年秋期)

   

  

    映画学部推薦作品(2019年秋期)

   

  



  

オンライン映画演劇大学は映画と

演劇を幅広く紹介、解説、研究する

オンライン上の教育・文化活動です。

文部科学省の認可は受け ていませんが、実際の大学での授業と連携した情報や研究も掲載しています。

  



  

   <9月の推薦作品>

  ・ 演劇学部推薦公演

  ・ 映画学部推薦作品

  



  

     <新着記事・講座>

  

New

・ 2019年 秋期

      観劇レポート対象作品

     が発表されました。

             (19/9/16)

New

・ 2019年 秋期

      映画レポート対象作品

     が発表されました。

             (19/9/15)

New

・ 2019年 IMDb

     外国映画ベストテン

    (資料作成: 今村直樹)

             (19/8/24)

Update

・ 2019年英米演劇上演予定

             (19/8/8)

 

・ 『英国万歳!』で

     朗読される

     『リア王』の名場面

     が掲載されました。

             (19/5/31)

 

・ 『英国万歳!』

   〜登場人物・物語の解説

     が掲載されました。

             (19/5/30)

 

・ ミュージカル

   She Loves Me のすべて

     が掲載されました。

             (19/5/5)

 

・ 映画学部主催の新講座

   アカデミー賞と

     アメリカ映画の歴史

     講座内容・予定が

     発表されました。

             (19/5/1)

 

・ オンライン映画演劇大学

     英米演劇大賞2018

    (受賞作・受賞者の発表)

 

・ オンライン映画演劇大学

     シネマグランプリ2018

    (受賞作・受賞者の発表)

 

・ 2018年 (第92回)

     キネマ旬報ベストテン

 

・ 2018年 IMDb

     外国映画ベストテン

    (資料作成: 今村直樹)

 


  

 

 

 〜優秀賞の発表と選評〜

  


  

・ 2017年 IMDb

     外国映画ベストテン

    (資料作成: 今村直樹)

  




  

<過去の主要記事・講座>

  

     【シェイクスピア学科】

  

        (講師: 広川治)

・ 講座概要・予定

・ 第1回  シェイクスピアって

                 ヤバくない?

・ 第2回  恋人たちの

                 シェイクスピア

・ 第3回  軍隊で

            シェイクスピア?

・ 第4回  アクション・スター

            がハムレット

・ 第5回  俳優たちの

                 『ハムレット』

・ 第6回  国王のための

                 名せりふ

・ 第7回  宇宙の彼方の

                 シェイクスピア

  




  

     【アメリカ演劇学科】

  

・  『エンジェルス・イン・

       アメリカ  第1部』

      (解説: 篠山芳雄)

  

・  アーサー・ミラー

  『セールスマンの死』研究

  (講師: 篠山(ささやま)芳雄)

  


  

 

  (講師: 小島真由美)

・ 講座概要

・ 作品リスト

・ 映画リスト

・ 第1回入門編

・ 第2回 『カム・ブロー・

              ユア・ホーン』

・ 第3回 『はだしで散歩』

・ 第4回 『おかしな二人』

・ 第5回

    『スウィート・チャリティ』

 原作: 映画『カビリアの夜』

          初演(1966年)

映画『スウィート・チャリティ』

                   *

・ 第6回 映画 『紳士泥棒

          大ゴールデン作戦』

・ 第7回 『星条旗娘』

・ 第8回 『プラザ・スイート』

・ 第9回 『浮気の終着駅』

・ 第10回 『ジンジャー

               ブレッド・レディ』

  




  

     【イギリス演劇学科】

  

・  ワイルド流喜劇のレシピ

      オスカー・ワイルド

      『まじめが大切』論

      (講師: 石田伸也)

  

・ テレンス・ラティガンを観る

         『深く青い海』

        (講師: 広川治)

 

・    『ローゼンクランツと

ギルデンスターンは死んだ』

      (解説: 石田伸也)

  

・   ミュージカル

    『ビリー・エリオット』

   〜英語の歌詞に見る

       団結、自由、信念〜

        (講師: 広川治)

  


  

    

      + 観劇レポートより

  




  

 【映画学部・映像文化学科】

  

・  カズオ・イシグロ

   『日の名残り』の映画化

      (講師: 篠山芳雄)

  

・ キネマ旬報ベストテン分析

      (講師: 今村直樹)

  

  <2017年夏>

     世界の映画を観る、

        映画で世界を見る

  


  

    

  




  

 (詳細な目次については

  CONTENTSページ参照)

  

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   演劇学部推薦公演

    (2019年8月)

  

   ヘンリー六世 三部作

       リチャード三世

       (カクシンハン)

作: シェイクスピア

翻訳: 松岡和子

演出: 木村龍之介

主演: 河内大和、真以美

        (7/25〜8/12)

  


  

       人形の家part2

         (パルコ)

 作: ルーカス・ナス

 翻訳: 常田景子

 演出: 栗山民也

 主演: 永作博美

        (8/9〜9/1)

  


  

    ブラッケン・ムーア

          (東宝)

作:アレクシ・ケイ・

         キャンベル

翻訳: 広田敦郎

演出: 上村聡史

主演: 岡田将生、木村多江

        (8/14〜27)

  

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 映画学部推薦作品 (新作)

  

 (2018年洋画推薦作品)

   


  

 『スリー・ビルボード』

   2/1〜  公式サイト

 『タクシー運転手

    約束は海を越えて』

   4/21〜  公式サイト

 『フロリダ・プロジェクト

     真夏の魔法』

   5/12〜  公式サイト

 『ワンダー  君は太陽』

   6/15〜  解説ページ

 『ブリグズビー・ベア』

   6/23〜  公式サイト

  


  

 『判決、

     ふたつの希望』

   8/31〜  公式サイト

 『1987、

     ある闘いの真実』

   9/8〜  公式サイト

 『バッド・ジーニアス』

   9/22〜  公式サイト

 『search サーチ』

   10/26〜  公式サイト

 『ボヘミアン・ラプソディ』

   11/9〜  公式サイト

 『アリー/ スター誕生』

   12/21〜  公式サイト

  



  

 (2019年1月推薦作品)

 『バジュランギおじさんと、

   小さな迷子』

   1/18〜  公式サイト

  


  

 (2019年2月推薦作品)

 『メリー・ポピンズ

     リターンズ』

   2/1〜  公式サイト

 『女王陛下のお気に入り』

   2/15〜  公式サイト

  


  

 (2019年3月推薦作品)

 『グリーンブック』

   3/1〜  公式サイト

 『ブラック・クランズマン』

   3/22〜  公式サイト

  


  

 (2019年4月推薦作品)

 『僕たちのラストステージ』

   4/19〜  公式サイト

 『幸福なラザロ』

   4/19〜  公式サイト

  


  

 (2019年5月推薦作品)

 『ドント・ウォーリー』

   5/3〜  公式サイト

 『僕たちは希望という

      名の列車に乗った』

   5/17〜  公式サイト

  


  

 (2019年6月推薦作品)

 『SANJU/サンジュ』

   6/15〜  公式サイト

 『パピヨン』

   6/21〜  公式サイト

  


  

 (2019年7月推薦作品)

 『COLD WAR

      あの歌、2つの心』

   6/28〜  公式サイト

 『Girl/ガール』

   7/5〜  公式サイト

  


  

 (2019年8月推薦作品)

『存在のない子供たち』

   7/20〜  公式サイト

 『シークレット・

      スーパースター』

   8/9〜  公式サイト

  

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